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第25話

幸せって、
※懐かしのプリ小説β版での作品を改良しまくった!

※じんたん目線(多い)

※季節外れ

※密かな幸せをそっと感じてくれたら嬉しいです…


-

テオくん
今日水族館行こ
じんたん
えっ?



何の変哲もない7月の月曜日。



突然の提案に少し戸惑った、

午後1時46分頃。


じんたん
……いいよ?


-

テオくんが、遠くの方に行きたいって、



電車に揺られること、何時間。


もうどこに向かっているのかも分からない。

ただ、無口で、静かな時間が流れていくだけ。


テオくん
じんたん、海が見えてきたよ
じんたん
お、綺麗


電車がゴトン、という音をあげて揺れた。


窓から見えるのは、
遥か遠くまで広がる青い、青い海。


日に照らされて、キラキラと……


なんて、

ロマンチックな光景が見えたわけではない。


今日は少し曇ってて、

でも、

蒸し暑い日。

じんたん
もう少しで、降りよっか
テオくん
うん


電車が駅に、静かに着いた。



-



じんたん
ここ………どこ…?


海の近くにあるだろうと思って

歩き回ってみたところ、迷ってしまった。


汗が額から垂れるのが気持ち悪い。


少し田舎のところに来てしまったらしく、

どこを見渡しても、高い建物は無かった。

じんたん
テオくんごめん…無理かも……
テオくん
ん、だいじょぶだよ


そう言って手を握ってくれる。

俺は横をちらっと見て、テオくんの横顔を見た。


テオくんは前を向いたままだけど、

今、どんなことを考えてるの?


水族館のこと?

この街のこと?

今日の晩御飯のこと?



それとも、

俺のことかな?



-

俺たちは、スマホで現在地をなんとか調べて、

安いホテルに泊まることにした。


テオくん、今日はとっても静かだな。

朝からなにか考えてるみたい。

じんたん
どうしたの?
テオくん
なにが?
じんたん
今日、やけに静かじゃん
テオくん
そーかなぁ
じんたん
そーだよ


少しの間が空いた。


テオくんが、窓の外に目を向ける。

安い割には、窓から綺麗に海が見えるとこで、

夕焼けが綺麗に見えるとこで、

テオくん
俺、今幸せなのかも


テオくんが、窓に目線を向けたまま

ぼそり、と呟いた。


幸せ。


なぜか、やけに懐かしく感じる言葉。

じんたん
幸せ?
テオくん
そう


テオくんはそれだけ言って、口を閉じた。

ただ、遠くを見つめる姿がどこか切なくて、


俺は

テオくんがどこか遠くへ行ってしまう気がして

寂しい思いでいっぱいになった。

じんたん
テオくん、俺、今ね、
じんたん
この時間を大切にしたい


俺が心を込めて言った言葉は

波の音で掻き消された。


テオくんに、ちゃんと伝わったかな?



-
テオくん
今日は海の日だよ。
じんたん
えっ


テオくんが、今日初めて俺の方を向いて

優しく微笑んだ。


夕日が顔に当たって、

やんわりとオレンジ色に染めている。


じゃあ、今俺の顔が赤いの、

テオくんにバレてないよね。



久しぶりに、ドキッとした。



俺たちはもう、

恋人みたいに手を繋ぐ関係だし

キスをしあったり

一緒に寝る関係でもあるけど


なんか、

好きって感情が止まらなくなって、

今すぐ抱きしめたくなったのは、、


とても久しぶりで。


じんたん
テオくん好きだよ。



ほっぺにキスしたら、

今度はテオくんが口にキスしてきた。



-



こんなに静かな時間を過ごしたのは、

いつぶりだろうか。


波の音に抱かれながら、

ベッドに横たわって、

寝息を立ててる君を見ると、




















幸せって、



こうゆう意味だったな、って。








END.

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カミネ
カミネ
2019/3/5 ⏩ 更新 クラスのカップルがお熱いので!!!! テオじん冷め気味御免!!!! 私がフォローした人の作品のお気に入り全部外しました~お気に入り外してもたまに見に行きますのでご安心を~ 🐴 自己紹介 🐰 ・4月から高校受験生 ・多忙(でもない) 🐴 好き 🐰 【CP】 <スカイピース> ・🐴→🐰 ・🐴×🐰 ・🐰×🐴 <進撃の巨人> ・エレリ ・エルリ ・ジャンエレ(リバ可) <おっさんずラブ>(now推しカプ) ・牧春(リバ可) 【ストーリー】 ・片思い ・バドエン ・暗め ・歌詞小説"風" 《リアルな話は好き》 【性癖(フェチ)】(*ˊᵕˋ*)<暴露しちゃうゾ ・小スカ ・射○管理 ・玩具 ・抜き合い ・骨フェチ(主に手.足首) ・ショタ(小声) ・靴下の長さにこだわりある((キモイ ・受けにはナース服着させたい 🐴 注意 🐰 ・🐢更新&低浮上 ・マニアック性癖 ・自称バドエン勢 ・コメント長文民 ・ただの変態 ・ビックリマーク(!!!)の人 ・クラスの男子にバニーガール着せたりしたい系中学生 ・心臓がズタズタに引き裂かれた気分。 血が滲み出るかのように、この気持ちは汚く綺麗である。鮮やかな赤に1人、目を閉じて横たわる。 声にも嗚咽にもならなかったものが喉から這い出てきた。 頭の中では理解しているつもりなのに、この眼に映っている事実に体を縛り付けられている。 最後まで輝いていたであろう魂は、いつか忘れ去られてそこには何も残らなくなる。虚無。なんと残酷な。私は変わってしまった。汚く、綺麗になってしまった。 もう楽になりたいと心底思っているのに、まだもがき続けるのは本能であり、また、生きたいと心底思っている証拠。 故に心の底とは。 生きようともがき、楽になることを常に望む。 それが私のルール。
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