第2話

2,ひどく晴れた日の続きの話。
146
2017/10/07 01:57
ユリナはたまたまつまずいたのではなかった。

いきなり意識を失ったのだ。

「あのね……。
よく分からなかったんだけど…、いきなり頭が真っ白になって…。あと、スゴく胸が痛かったのを覚えてる」

先生にその時の様子を聞かれたとき、ユリナはそう答えた。

そしてユリナは、意識を失った理由を探るため、大きな病院で入院をし、検査を受けることになった。

「ユリナ…、大丈夫なんかな」

「敦志、それは誰にもわかんねぇよ…
 とりあえず、なんでもないってことを祈ろうぜ」

「ほんと、勇也の言う通りだよ。あたし達が暗い陰気な顔してても仕方ないからね」

俺達には信じることしか出来なかった。

2,3日経って、検査の結果がでた。























ユリナの両親は、ひどく泣いていた。










医者の口から飛び出したのは、

全く聞いたことないような難しくて長い病気の名前と。































































余命3年の宣告だった。

プリ小説オーディオドラマ