一晩、私は拓哉と過ごした時間を思い返していた。
たくさんの楽しい時間を過ごしたな。。。
拓哉…、ありがとう!
私は写真に向かってお礼を言った。。。
拓哉の事は好きだったけど、
でも、それ以上に直人が好きだという気持ちに改めて気付いた。
私は決意した。。。
明日、直人に私の気持ちを伝えよう!
このまま自分の気持ちに嘘をついてまで居たくない。
結果は分かってるけど、でも後悔しない。
言わないで後悔するより、言って後悔した方がいいから。
拓哉に告白する勇気をもらった気がした。
次の日。
私は直人と久しぶりに帰る約束をした。
直人は何も聞かず、
『うん。いいよ〜。』と昔みたいに笑顔で言ってくれた。
放課後。
久しぶりに直人と一緒に帰る。
なんだか懐かしいな。この感覚。。。
私の隣に大好きな直人が居る。。。
久しぶりに直人を近くで見る。。。
カッコイイ♡♡♡
あ〜、大好き!!
私はやっぱり直人が好きだ!!
胸がキュンキュン。胸が弾む。
これは恋。。。
私は直人に当たって砕ける事にした。
よし、告白するぞ!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!