『美優、好きだよ。俺はずっと好きだったよ』
直人の優しい声が私の頭の上で聞こえた。
わたし、今、直人の胸の中に居る⁈
てか、直人が私の事を好き⁈
嘘でしょ???
胸が張り裂けそうになった。。。
まさかの展開にクラクラっとなった。
『私は妹みたいな存在じゃなかったの?』
そう聞くと、直人が困った顔で答えた。。。
『あれは照れ隠しだよ。みんな居たし』
そうだったの???
直人の気持ちも知らずに、私は勝手に落ち込んで勝手に失恋したと思い込んでたわけ?
ははは、なんか、拍子抜け。。。
でも、めっちゃ嬉しい!!!
私の初恋。見事に実った( *ˊᵕˋ)✩︎‧₊
私は直人の小指をとって指切りげんまんをした。
『直人、ずっと一緒にいようね。』
『うん。俺は美優とずっと一緒だよ。』
2人は見つめあって、そのままキスをした。。
そのキスは、幼馴染としててはなく恋人のキスだった。
真のキス。甘いキス。
今日からは幼馴染じゃなく恋人。
2人の恋は永遠。。。
終わり。。。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!