無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第7話

思い出
夏のある日のあと、俺の仕事は忙しくてどうしてもあなたの所へ行けなかった。

そして、秋。ようやくあなたに会える。そう思って病室に行くと洋服を着て車椅子に座っているあなたがいた。
あなた…?何やってん、お前…。
あなた

短期だけど退院できることになったの。

え、ホンマなん!?
あなた

だから、涼太くんと何処か行きたいなって。

ええで!ほな、行こか!
俺とあなたは病院を出てまず、レコーディングスタジオへ行った。
あなたに聞いて欲しい歌があるんよ。
あなた

私に?

俺がいつもあなたを想いながら歌ってる曲やからあなたに聞いてほしくて。
あなた

うん。

俺は椅子に座る。横の椅子には龍友くんが座っている。
ごめんな、龍友くん。我が儘言って。
龍友くん
全然ええで!相方の頼みやしなぁ。
俺と龍友くんは『空』を歌った。

この曲は俺の主演映画の曲で、絶賛されている曲。

俺はいつもこの曲をあなたを想って歌っている。

だから、あなたに聞いて欲しかったんだ。
歌い終わるとあなたの拍手が小さく、響いていた。
あなた

すごい。私、やっぱり涼太くんと龍友くんの組み合わせが好きだなぁ。

龍友くん
ホンマ?笑
ありがとう。
あ、次は何処に行こうか?
あなた

あ、行きたいところがあるの!

レコーディングスタジオで龍友くんとはお別れして俺達はある、丘の上に行った。
此処って…。
あなた

そう。懐かしくない?

その丘は俺が好きだった丘。

丘の上にはベンチと桜の木が植えてある。



丘は、俺とあなたの初デートの場所だった。

本当は町を歩いていたが、俺が歩いているという噂が流れてしまい、人気の無いところに、と進んでいくウチにこの丘を見つけたんだ。
あなた

私、此処好きなの。

来たのはたまたまだけど、凄い綺麗だし。

涼太くんと付き合ってるときも1人でたまーに来てたんだよ?笑

振り返ったあなたの笑顔はすごい、綺麗で。
俺…っ、あなたが好きやわ。
あなた

私はずーっと好きやで?

関西弁が下手やなぁ。笑
あなた

そんなことないやろ?

ぎこちないとこもクソかわええわ。笑
あなた

ふふ。

あ、センニチコウ!

あなたの目線の先には可愛らしい花が咲いていた。
あなたの好きな花?
あなた

うん!

この花言葉が好きなの。

どんな花言葉?
あなた

それは内緒。

……涼太くんは私にセンニチコウみたいに思ってくれるかな。

なんやねん、それ。
あなた

あ、そうだ、涼太くん。

私からのお願い、聞いてくれない?