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第9話

君との会話
1週間のあなたの退院が終わった後、また俺の仕事は忙しくなった。

そして、あなたとあの丘に行った日から1週間が経った。

あなたは元気だろうか。そう思いながら花束を持って病室に行くと泣き声が聞こえた。
あなた…?
あなた

え、わ…っ、…居たの?

涙を拭くあなた。その姿を見ているのが悲しくて、辛くて…。

俺はいつの間にか花束を床に落としてあなたを抱き締めた。
あなた

りょ、たくん…?

何で泣いてるん?
何か抱え込んでるんやないの?

俺、お前が悲しんでる姿なんて見たないわ…
あなた

わかった、から、

話す、から…

俺はあなたから離れて椅子に座った。
あなた

テレビで、空が流れてて…

俺らの?
あなた

そう。

それで、りょたくんのこと考えたら涙が出てきて…。

そうか。たしかに今日は放送日だった気がする。

よかった、と安心したら涙が流れた。
あなた

なんで涼太くんが泣いてるの?

俺も、よう分からへんわ…、
あなた

あ、涼太くんにまたお願いしてもいい?

ん?ええけど…?
あなた

前は、龍友くんと2人だったけど次は涼太くんだけの声で空が聞きたいな。

ええで。今度来たらな。
あなた

うん!有難う。

このときの俺は、まだ知らなかった。

この会話がまさか、あなたとちゃんと話せる最後の会話になるなんて。