〈 薫 〉
俺は、遠藤薫だ。
なぜ俺が春野高校に行くか決めたか理由がある。それは遠藤洸という、バスケットの県選抜に選ばれている人に会うためだ。そして、ずっと前から、遠藤洸に片思いをしているからだ。
入試は、バスケで推薦をもらった。
そして、入学式の日俺はついに会う事が出来た。それも、同じクラスで隣の席。俺は何が何でも仲良くなりたいと思った。だから、積極的に話しかけた。スマホの番号も交換する事が出来た。
そして、新たに友達も出来た。川崎透と三島春だ。2人とも県選抜という事で話がよくあった。透とは、昔から知っていたが、忘れてしまっていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!