~ 学校 ~
知菜 「あなた 、 ほんと大野くん好きだよね ~ ?」
あなた 「だってカッコイイんだもん ! 歌もダンスも上手いし 、面白いし !!」
そう。私は意外に思われるけど、嵐が好きで、その中でもリーダー、大野くんが大好き。
知菜 「ふーん、私だったら、相葉くんかな ~」
あなた 「お ~ !相葉ちゃんね ~ !いいよねぇ ~ ♡」
平凡な私は、嵐の話になると、話し方とか雰囲気とか別人のようになってしまうのです ( 笑 )
知菜はあんまりジャニーズとか興味ないらしいけど、嵐については一緒に話してくれるから、とても楽しい 。
~ 放課後 ~
知菜 「じゃあ、また明日ね ~」
あなた 「うん!ばいばーい」
知菜とは家が真反対にあるから、帰るときはいつも1人。
暇だから、イヤホンを取り出し、携帯で嵐の曲を聞いていた 。
*
いつもより早めに家に着いた。
だけど、家の前には知らない黒い車 。
なにこれ ? 誰だろ?
そこまで気にせずに家に入った 。
あなた 「ただいま ー 」
「おかえり」
そう言ったのは、
私のお母さんでもなく、お父さんでもない
テレビでよく見る
国民的アイドル でした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。