第4話

運命は突然に。
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2017/10/08 08:45
あの地獄の自己紹介から私は完全な不思議ちゃんキャラになってしまった。
例えば今日、学校の廊下を歩いていると、、

「みて、プリンセスになりたいっていうあなたちゃんだよ…」

とか言われるし、教室に入れば

「プリンセス様!!お足元にご注意くださいませっっ!!!!!!」

とかからかわれる、、

もう最悪だよ…全然そんなキャラじゃないしぃ…
私はだんだん、下を向いて歩く癖がついてしまった。

────────────────────
3時限目が終わると、先生からプリントを取りに来るようにと頼まれて、職員室に向かった。
あなた

………(スタスタスタスタスタスタ

《ドンッッッ!!!!!!》
???
いっ…!
あなた

ふぁっ!?あ!!ごめんなさい!!!!!!(ペコッ

誰かとぶつかってしまった。すかさず頭を下げた。すると、
???
下向いて歩くと危ないよ…?気をつけて?
あなた

ほ、本当に!すみませんでした!!(ペコッ

???
もういいよ、(笑)頭上げて?
あなた

……!

頭を上げるとそこには、なんとも整った顔立ち、高い身長、優しい笑顔の美少年がいた。
あなた

あっ…!えっと、、ごめんなさい!(ペコッ

???
ははっ(笑)だから、もういいって!僕は大丈夫だよ!
とても優しい…かっこいい…
私は思わず口に出してしまった。
あなた

私の……王子様……。

???
えっ!?お、王子様!?僕が!?
あなた

はっ!!!!//////

聞こえてしまったああああああ!!!?!?!?
友也
友也
僕は1-Cの佐々木 友也!
あ!君ってもしかして、プリンセスになりたいっていう、あの!?
あなた

ふぇぇえええ!?!?わかるんですか…!?

友也
友也
わかるよ(笑)今学校で1番有名じゃないかなぁ…?
あなた

えええええ!!!!!!

友也
友也
別に王子様って訳じゃないけど…これも何かの縁だ!仲良くしよう!よろしくね!
あなた

あ、はい!よろしくお願いします!
私は、1-Bのあなたです!

友也
友也
あなたちゃん!いい名前だね!
あなた

え…!?//いっ、いやぁ、それほどでも…//

運命の王子様……きたぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!

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