前の話
一覧へ
次の話

第5話

メッセージ
118
2017/10/09 12:27
あなた

はぁ………

王子様に出会ってからの私の記憶はどこかへふっとび、気づけば自分の部屋でぬいぐるみを抱いていた。
あなた

王子様…素敵な、王子様…

私の脳内は、王子様こと、友也君の事でいっぱいになっていた…
あなた

友也君…かぁ…ハッ!!!////

思わずぬいぐるみに顔を埋めて長い息を吐いた。
あなた

(どうしよ!?友也の事が忘れられない…!!)

鏡を見ると顔は真っ赤になっていた。どうりで暑い訳だ。

私はとりあえずスマートフォンを開き、クラスのメッセージグループに顔を出した。
あなた

こんばんはー

ちえ
こんー!
HAYATE
こんー
挨拶はするものの、あまり話には入っていけない…
すると…
友也
友也
あー!あなたちゃんこんばんは!
あなた

(ひぇっ!?!?)

あなた

こんばんは

友也
友也
追加するねー!!
あなた

(…!?!?!?)

えっ!?!?追加!してくれるの??!!
すると、突然
《ピロンッ♪》
通知音と共に、【メッセージを受信しました】の文字が、画面に出てきた。
内容は───
友也
友也
追加したよ!勝手にごめんね🙏💦💦
これからよろしくねぇ〜😳✌
と、、送られてきた、、、…。
あなた

(……)

私は無言で、友也君をお気に入りに登録した。

プリ小説オーディオドラマ