絵優奈side
どうしてあの時の告白、断っちゃったんだろ……
那月に告白されるなんて、これ以上ない喜びなはずなのに……
(那月が引っ越した後、私は違う彼氏を作ってしまった)
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佑太「好きです」
絵優奈「冗談?(笑)」
佑太「冗談だよ」
佑太「でもそれを好きな人に言う約束なんだ」
佑太「俺と付き合ってくれますか?」
絵優奈「ありがとう」
佑太「それでいいの?」
絵優奈「私で良ければ」
絵優奈「よろしくお願いします」
佑太「ありがとう」
佑太「じゃあこれからよろしくね」
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…………馬鹿だった。
佑太は私だけを愛してくれているって思ってた。
これからもずっと、一緒にいられるって思ってた………
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。