第17話

助けて……!
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2017/10/09 13:52
絵優奈side

〜昼休み〜

華乃星「話って何?」

絵優奈「…あのさ、私と佑太が付き合ってたこと、知ってたよね?」

華乃星「ええ。遠神海君から聞いたわ。」

絵優奈(仲良いアピールか……。)

華乃星「それがどうしたっていうの?過去の話でしょ?」

絵優奈「佑太の好きなとこ、10個言って?」

華乃星「……………!」

華乃星「…え?そんな急に言われても困…」

絵優奈「私を陥れたかったんだよね」

華乃星「………!」

絵優奈「私を絶望のどん底に突き落とす為に、わざわざ佑太と仲良くしてるんだよね…?」

華乃星「…ふざけんな!」

絵優奈「……!?」

絵優奈「ちょっ……!やめてよっ!くっ、苦しい………!」

華乃星「これ以上言ったら、あんたのこと殺してあげるわ。」

絵優奈(なんでっっ!苦しいっ!!!)

絵優奈「助けて……な…………つき……………!」

華乃星「ふっ、結局幼馴染しか頼れないんじゃない。可哀想に」

華乃星「あーあ、無駄な時間使っちゃった!
こいつ気絶しちゃってるわ、めんどっ!」

華乃星「……………まあいい。投げ捨てとこ」

ドサッ



那月side

屋上から声が聞こえる!
絵優奈はどうなった!?大丈夫だろうか………!?





ー【遡ること3時間前】ーーーーーーーーーーーーーー

那月母「那月、福岡帰るから支度して。」

那月「へ?なんで急に……」

那月母「お母さんの福岡の知り合いが亡くなったから、お母さんお葬式に行くの。那月を置いていくのは心配だから、一緒に来なさい。あんたは自由に過ごしてていいから。絵優奈ちゃんの家にでも泊まらせてもらいなさい。」

那月「……………わかった」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガチャッ

「絵優奈!!」

そこには、ずっと会いたかった、会いたいと願っていた絵優奈が倒れていた。

「絵優奈…!?大丈夫かっ!?」

保健室はどこだろう…
もういい!俺がこいつをおぶって連れて行く!


那月「すみません!保健室どこですか!?」

女子一同「え!?…えっと、階段降りた一階の一番左です!」

那月「ありがと!」

女子一同「えっ!待って!あれが沙汰内さんと噂の尾崎君じゃない!?カッコよくね!?」

女子一同「うそ!やばいイケメン!」

保健室…………あった!

那月「失礼しますっ!!」

先生「はいはい、どうしたn………ってあなた誰!?」

那月「あとで話しますからとりあえず手当てしてやって下さい!」

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