第5話

あの子を助けるために 空
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2017/10/09 07:10
俺は、あの子のナイトだ。
あの子に近づくオトコはほとんど排除して来たつもりだ。
だが、さっきある男と喋っていた。あのおとこも排除せねば…
穂乃
ねぇ、
俺の愛する子が自分から話しかけてくるだなんて…
俺は驚いて転びそうになった。
穂乃
このまえからずっと私の跡つけて来てたでしょ?
ちぇっ、気付かれてたのかよ。
あーそーだよ。気持ち悪いだろ?
いや、何かの勘違いじゃ。
穂乃
あー、そんなことどーでもいいや、手伝って欲しいことがあるんだけど。
はぁ?何で俺が…
お役に立てるなら、なんでもしたい!でも、警察に届けられたら…
穂乃
しないなら、いいけど。
いや、いいよ。やってあげるよ。
穂乃
ほんとっ?
あぁ、可愛い…
んで、手伝うって何を…
穂乃
ある人を殺して欲しいの。それも普通じゃない方法で…
はぁ?
穂乃
嫌ならいいわよ。でも、あなたはもう普通にいきれないでしょうね。
何が普通じゃないんだい?
穂乃
やってくれるの?
私が、言う人の手だけ私にくれたらいいわ。
あー、やっぱり一緒に殺すのを手伝うだけでいいわ。
はぁ、手?
いいよ、いつにするんだい?
穂乃
また、電話するわ。じゃあ。
もうつけないでね?
はぁ、やばいことに手出しちゃったよ。でも、あの人のために、一肌脱ぐか。

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