まぁ、ここまでが大体の昔の話だ。
で、今俺はそこそこいいってか親の会社に就職していた。
いや、親からの強制的にここに就職した。
あるときに大人になって知り合った友人から歌ってみた一緒にあげない?
といわれただ面白そうそんな気持ちで始めただけなのに
結構本格的にやってしまっていた。
そんなとき友人に「今度新しい動画出したいんだけどオリジナルがいいな
って。誰かさ曲作ってくれる人いない?」
そういわれて一番にあいつを思い出した。
俺の幼なじみ。
あいつは就職せずに音楽をやっていたはずだ。
なんてなまえでやってたっけ?
えーっと、んー、あっ、《まお》だったはずだ。
あいつのネーミングセンスはどこにいったんだろう。
こいつの名前は李李(リイ)。
こいつはカッコいい。
俺がそのなまえを出すと驚いたように目を見開いて固まっていた
凄い勢いがいい。
俺はあなたのことをそこまで知らない
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!