第4話

恐怖 🥀
2,217
2017/10/08 07:44
診察を受けてちょうど1週間が経った頃。
いつものように平凡な1日を過ごし部活に行こうとした時だった。
雄大は部室で着替えてる途中に誰かに捕まったらしい。
颯斗が後から聞いた話だ。
雄大
雄大
うわっ.....! 何すんだよ....っ 離せ!
雄大は必死に抵抗したものの薬を飲まされ意識を失ったらしい。
佐々木
やっと起きたか
横尾
あれだろ Ωだろこいつ
灰谷
早くやっちゃおーぜ
3人の男の声が聞こえる。
雄大は当たりを見回し恐怖を感じた。
雄大
雄大
やめろっ! っ......??
雄大は足枷と手錠、首輪でがっちり拘束されていた。何故か上半身裸で拘束されている。
雄大
雄大
お前ら...αか
雄大は3人を悪いαと察した。
3人はαだった。まだ番契約をしていないαだ。
佐々木
俺らの前でやってよ ヒート
雄大
雄大
嫌です
雄大は不格好ながらもキッパリと断った。
後ろに縛られた手は震えて足も震えていたが。
横尾
あ、やべ 部活始まるぜ
灰谷
行こうぜ
3人は雄大を拘束したままにして部活に行ってしまった。
雄大は真っ暗な部屋を見回し恐怖感を感じた。
雄大
雄大
うっ.....
ふっ と体中の力が抜ける。
雄大
雄大
なに....これ
雄大は弱った声しか出せなかった。
雄大
雄大
んぁ......んん
雄大にヒートが襲った。
雄大
雄大
はや....と んぁ...!
雄大は独りでヒートに耐え続けたが初めての経験だ。そう長く持たなかった。
ついに意識を失ったのだ。グシャグシャの姿で。
颯斗
颯斗
雄大.....!
颯斗が雄大のいる部屋に入ってきたのは随分後の事だった。

プリ小説オーディオドラマ