グク先輩は嬉しそうに私の腕を引っ張って観覧車まで連れていく。
そういって私を観覧車へ誘導する。
先輩は窓に視線を逸らして顔を真っ赤にして鼻と口を手で隠す
そんな先輩はものすごい可愛い。
耳まで真っ赤に染めて
ほんとに愛おしい。
先輩は私の肩に手を置いて私の背もたれに手をついて
優しいキスをした。
それはほんとに優しくて
今にも消えてしまいそうに切なくて
それが愛おしくて
どうしようもないくらい苦しくて
切なくて
嬉しくて
先輩は縋るような目で見つめて問いかけてくる。
先輩は外に視線を向けた。
そこには遊園地の光、
その先の月の光が鮮明に広がっていた。
先輩は切なそうに私を見つめて
・
先輩は私を優しく抱き締めた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。