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第1話

しゅうちゃん。
67
2017/10/08 09:47
小学校から一緒のしゅうちゃん。

嫌なことがあるとすぐ、しゅうちゃんの部屋に乗り込んで愚痴を聞いてもらってる。
あなた

ねぇ聞いて?!アイツ絶対浮気してるって

秀太
秀太
へぇ、そぉ~
けど、全然聞いてない。
ずっとスマホをいじってる。
あなた

もうやだ~。別れる。

秀太
秀太
そうしとけー
あなた

超人事じゃんw

とほほ、と思いながらもいつも通りか、と諦める。
秀太
秀太
だからさぁ
あなた

ん?

秀太
秀太
前から言ってたじゃん、俺にしとけって
あなた

(あっ)

心当たりがある私。
顔色一つ変えずにゲームをするしゅうちゃん。


私はなんと言っていいか分からず、ひたすらモジモジしていると、
目が合った。
しゅうちゃんは、ん?と眉毛を上げ、ニコッとする。
秀太
秀太
いつでも来ていいんだからな、俺んとこ
あなた

えっあ、うん

しゅうちゃんは優しく私の頭をポンポンして、
秀太
秀太
飲み物取ってくる
と言って部屋を出ていった。

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