第6話

♯2.遠出 その4
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2017/10/09 10:29
歌音は、心臓をバクバクさせながら、どう、返事を切り出そうか考えている。
一ノ瀬トキヤ
一ノ瀬トキヤ
君の心臓の音、かなり高鳴っていますね。
結城歌音
…/////
一ノ瀬トキヤ
一ノ瀬トキヤ
だんまりですか?
歌音の唇に、トキヤは指で触れる。
結城歌音
…です/////
一ノ瀬トキヤ
一ノ瀬トキヤ
何ですか?よく聞こえませんでしたね。もう一度、言って頂けますか?
結城歌音
私も、トキヤさんに触れたいです…/////
一ノ瀬トキヤ
一ノ瀬トキヤ
(クスッ)
それでは、私のご褒美が君に移ってしまうではないですか。
結城歌音
あっ‼/////
言ってから気付く歌音を見て。
一ノ瀬トキヤ
一ノ瀬トキヤ
仕方ないですね。特別ですよ。さあ。どうぞ。ニコッ
トキヤと向き合うと、静かなキスを交わし合う。
結城歌音
んっ…/////
浴衣の帯をほどいていくトキヤ。
結城歌音
…トキヤさん‼/////
一ノ瀬トキヤ
一ノ瀬トキヤ
止めますか?
歌音は、首を横に振る。
そのまま、浴衣の紐をほどきながら、首筋にキスをする。

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