第2話

1. 転校初日からハプニング
390
2017/10/09 10:32
さぁはじまるざますよ!
いくでがんす。
ふんが~
まともに始めなさいよ!!
今回は吹き出し多めでお送りいたします!!
あ、スマホから書いてるやつはビックリマークとかはてなマークとかが全角だよ!
でも途中でPCに乗り換えてたりするとその部分は半角になってたりするから統一感なくなってるかも。

前回のあらすじ
雄英高校にルーナノヴァから手紙来た。
オールマイトが留学生3人選んだ。

───

〈国立雄英高校、職員室前廊下〉
緑谷出久
え、えぇー!?
爆豪勝己
ルーナノヴァだぁ?
轟焦凍
しかも…魔女の名門校ということは、そこは女子生徒ばかりということ…なぜ俺らを…
突然の呼び出しで職員室前に集められた僕達に、オールマイトから発せられた言葉。

「君達には魔女育成名門校のルーナノヴァ魔法学校に1年間留学してもらいたい。」

オールマイトが何を言ったのか、理解に遅れた。
魔女、魔法学校…
爆豪勝己
なんで俺がそんな女子しかいなさそうな学校に留学しなきゃなんねぇんだよ…
かっちゃんが面倒くさそうにオールマイトに聞いた。
オールマイトも少し困惑しながら、申し訳なさそうに答える。
オールマイト
私も急だったものでね…すまない…詳細はまたルーナノヴァで聞けるだろうからそれで頼む…
爆豪勝己
…チッ
オールマイトの言葉を聞いて、かっちゃんはそれ以上何も聞かなくなった。
轟くんはさっきから何やら考えている様子で黙っている。
緑谷出久
轟くん、どうしたの?
轟焦凍
いや…女子高だから、俺らみたいな男子はいないと思って…
オールマイト
その点は恐らく大丈夫だ!生徒の中には男勝りの子もいるそうだぞ!
轟くんが考えてたことも驚きだけど、それ以上にオールマイトの返答も聞いて僕は安心した。
かっちゃんは相変わらずイライラしっぱなしだったけど…

そんなこんなで、僕は緑谷出久。
雄英高校1年A組の生徒で、かっちゃんと轟くんも僕と同じクラス。
特にかっちゃんとは幼馴染なんだけど、今はあまり仲は良くない。
中学のころからお互いの考えを持つようになり、その過程で意見がバラバラになってしまった。
轟くんとは雄英に入ってから初めて会ったけれど、体育祭の日から少しずつ仲を深めている。
かっちゃんとの仲は悪いみたいだけどね…(汗)
こんなやり取りがあり、僕らは今ルーナノヴァに繋がるバス停に向かっている。
出発したのは今朝なので、まだ少し眠い。
しばらく進んでいると、遠方に何やら小さな建物(?)らしきものが見えてきた。
轟焦凍
…オールマイトからもらった地図によると…アレがバス停らしいぞ。
轟くんはあの小さな建物を指さして言った。
…って、え?あれが?
爆豪勝己
はぁ?あんなのがバス停だってのか?もっとちゃんと地図みろよ!
轟焦凍
何度も見返したがアレ以外無いぞ。
爆豪勝己
んなわけねーだろ!!こんな細い道バスが通れるかっつーの!!
???
バスは通らないけど、箒で飛んでいけるんだよ!
爆豪勝己
あぁ!?誰だ…え…?
突然声をかけられ振り返ると、後ろでちょんまげのようにポニーテールを結んだ女の子が立っていた。
というか、今サラッと言ったけど箒で空を…?
???
あ!もしかしてあなた達が、先生が言ってた留学生?
緑谷出久
え、あ、はい!…えーと、もしかしてルーナノヴァの生徒ですか…?
篝 敦子
そうだよ!私、篝敦子(かがり あつこ)!アッコって呼んでね!
緑谷出久
は、はぁ…
轟焦凍
轟焦凍だ。よろしく。
緑谷出久
緑谷出久です。
爆豪勝己
…チッ、爆豪勝己だ。
???
ちょ、ちょっとアッコ、いきなり走らないでよー…
篝さんの後ろから、オレンジ髪でショートヘアー、青いカチューシャと眼鏡を身に着けた女の子が走ってきた。
第一声を聞く限り、篝さんの知り合いみたいだけど…
篝 敦子
ごめんごめんwバス停に見慣れない子がいて…
???
見慣れない子?
そう言うと彼女は僕らを見て不思議そうな顔をした。
や、やっぱり男子は珍しいのかな…
???
…ルーナノヴァの生徒じゃなさそうだけど…
篝 敦子
ほら、先生が言ってたじゃん!今日留学生が来るって!
ロッテ・ヤンソン
あぁなるほど…初めまして、私はロッテ・ヤンソン。よろしくね。
緑谷出久
よ、よろしくお願いします…
ロッテ・ヤンソン
あー!アッコ!もう行かないと遅刻しちゃうよ!
ロッテさんの発言を聞き時計を見ると、もう8時を過ぎるところだった。
って、え!?もうこんな時間!?
篝 敦子
ほんとだ!?早くいかないと!!
緑谷出久
あ、ま、待ってください!ルーナノヴァにはどう行けば…
篝 敦子
だから、箒に乗っていくんだっt…え!?あなた達もしかして…箒無いの…?
轟焦凍
そんなものが必要とは一言も聞いていないが…
ロッテ・ヤンソン
どうしよう…私の箒に乗るとしても、アッコを乗せてギリギリ飛べるくらいなのに…
爆豪勝己
おい、何だあれ。
かっちゃんが指さしたのはこの小さなバス停の天井…なにやら穴が開いていた。
まるでワープホールみたいな感じしてるけど…もしかして…
ロッテ・ヤンソン
あれがルーナノヴァに続くレイラインだよ。飛ばないと入れないんだけど…
ロッテさんがそう言った瞬間、かっちゃんは爆破で飛び上がり、そのままレイラインに入っていってしまった…って!?
ロッテ・ヤンソン
えぇ!?ちょ、ちょっと!?アッコ、早く乗って!
篝 敦子
う、うん!
立て続けに篝さんとロッテさんが箒で飛んで行ってしまった。

二人が通り抜けた瞬間、レイラインが徐々に閉じだした。
緑谷出久
え!?と、閉じちゃうよ!?
轟焦凍
緑谷!掴まれ!
轟くんの手を掴むと、氷の柱を出現させてレイラインに入った。

中は少し気を抜くとすぐに迷ってしまいそうだ。
それくらい、レイラインの中は広い筒状の道で、途中で枝分かれしている部分があったりしたからだ。
轟くんは氷を足場にして僕とレイラインを通っていく。
前方にかっちゃんとさっきの2人が見えた!
でも、何やら不穏な感じだった…ケンカしてる?
ロッテ・ヤンソン
箒無しじゃ危ないってば!
爆豪勝己
うるせぇ!てめぇの箒にも全員乗れねぇんだからこうするしかねぇだろうが!
篝 敦子
じゃあほかの子に乗せてもらえばいいじゃん!
爆豪勝己
遅刻寸前で生徒が来るわけねぇだろこのモブ!!
篝 敦子
なんですってぇー!?
ロッテ・ヤンソン
ちょ、ちょっとアッコ、暴れないで…あっ!!
篝さんが暴れたせいでバランスを崩し、レイラインの下の方へ落下していく。
って、これ途中で落ちたらだめじゃないの!?
轟焦凍
緑谷!しっかり掴まっててくれよ!
そういうと、轟くんは足場の生成をやめて今さっき二人が落ちていったところに飛び降りる。
僕も一緒に落ちていき、景色がどんどん変わっていく…
爆豪勝己
デク!!轟!!…チッ!
かっちゃんも降りてくるのが見えた瞬間、高いところから落ちる恐怖に耐えられなかったのか、僕はそこで意識を手放した。
―――

いやー何か最後投げやりになっちゃいました。すみません。
次回もお楽しみに…?

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