第3話

3.到着
249
2017/10/13 11:42
受験って辛いよなぁ…
本日もgdgdストーリーで行くでぇ。
セリフてんこ盛り!
しかも今回全然ストーリー進んでない可能性があります。

前回のあらすじ
コカトリスぶっ倒したった
爆豪が理屈に合わない行動した

───
〈アルクトゥルスの森、奥地〉緑谷出久Ver.

3人が飛んでいき、少し寂しげな風が吹いてくるこの場には、為す術もなくなり3人の方向を力なく見上げている僕と、骨の髄までまるで氷そのもののように凍らされ、身動きひとつ取れず、声を上げることもままならないコカトリスしかいない。
皆、無事にルーナノヴァについてるといいんだけど…

そろそろ行動しようと一歩歩いた瞬間、ルーナノヴァの方から僕の耳に聞き覚えのある音が聞こえてきた。
少しずつ、少しずつ近づいてくる…
この爆破音…まさか!?
爆豪勝己
おいデク!!何てめぇだけ残ってほかのヤツらを先に送ってんだよ!!
緑谷出久
か、かっちゃん!?何で戻ってきたの!?遅刻するよ!?
爆豪勝己
うるせぇ!!そんなもんてめぇも変わんねぇだろうがこのクソナード!!
そう言うと、かっちゃんは僕に背を向け、少し前屈みになった。
爆豪勝己
オラ、早く乗れ!
一瞬何を言われたかわからなかった。
いつもいつも僕に強く当たってくるかっちゃんが、僕に優しくしてくれてる…?
どうすればいいかわからず、その場で戸惑っていると…
爆豪勝己
……乗れっつってんだろぶっ殺すぞ!!
迷ってる暇はない。
どっちみち今はかっちゃんの提案を受け入れないと、遅刻した時の時間は大幅にズレてしまうだろう。

僕が背中に乗ったのを確認し、勢いよく飛び上がる。
衝撃で一瞬目を閉じ、しがみつきながらもう一度目を開けると…森林が足元に広がり、前にはルーナノヴァが見えた。
結構な速さで進んでいるので、風が顔に当たって冷たく、風圧もあるので少し気を抜くとすぐに落ちてしまいそうだ。

すごい…このスピードで行ったら、僕が乗らなかったら数分でつきそうなのに、何でかっちゃんはわざわざ戻ってきたんだろう。
考えてみたらそうだ、かっちゃんは元々自分を一番に考え、周りの事は二の次な感じの性格だと、僕の中で印象がある。
何でかっちゃんは戻ってきたんだろう…
考えても考えても答えは出てこない。
それでも何かわかればと思い、ルーナノヴァに着くまでの間はぼんやりと、考える事にした。

でも、途中で独り言が始まってたみたいで、かっちゃんに怒られたけど。
〈ルーナノヴァ魔法学校 朝会会場〉轟Ver.
これは、3人が緑谷の提案に乗り、ルーナノヴァへ吹き飛ばされた少しあとの話。
一瞬で景色が変わり、気付けばルーナノヴァの朝会真っ最中のド真ん中に落ちていた。
遅れて全身に激痛が走り、体が動かせなくなる。
ロッテ・ヤンソン
いたたた…
篝 敦子
いったー……
轟焦凍
っ…ここは…
周りを見回すと、前には教壇らしきもの。
そこには、緑髪で赤いコートらしきものを着ている老婆と、その人を挟むようにして先生(?)が立っている。
左右後ろを見ると、どうやらルーナノヴァの生徒らしき人らが俺らを見てヒソヒソ話している。
モブ女子1
ねぇ、ロッテとあの子はわかるけどさ…あの紅白頭の人、ちょーイケメンじゃない?
モブ女子2
わかるわかる。なんかクールだよねー…でも何でルーナノヴァに男が来てるんだろ?
???
皆さん、静かにしてください。
声を発したのは教壇に立っている赤コートの人だった。
その一言で生徒全員が静まり返ったのを見ると、恐らくかなり地位の高い人なんだろう。
ミランダ・ホルブルック
さて…ようこそお越しくださいましてありがとうございます。雄英高校の生徒でよろしいですよね?私は魔女育成名門校ルーナノヴァ魔法学校の校長である、ミランダ・ホルブルックです。少々遅刻気味ですがまぁ登校初日という事で大目に見ましょう。
轟焦凍
は、はい…轟焦凍です。
一見穏やかそうに見えるが、話しぶりはなぜか威厳を感じるようで、この人にだけは逆らってはいけないという考えが即座に頭に浮かんだ。
ミランダ・ホルブルック
ところで…あとの二人はどこに…?
ロッテ・ヤンソン
え?一人は着いてないんですか?
ミランダ・ホルブルック
いいえ、あなた達が最初ですよ?
俺らが最初…という事は、俺らよりも先に出発したはずの爆豪がまだ来ていない…?
もしあの時爆豪を追い越していたとしても、今頃には到着しているはずだが…
篝 敦子
あれ?なんか飛んでくるよ?
篝が指さした方向を見ると、まさに爆豪が個性を使ってこっちに飛んできているところだった。
が、その背中には緑谷の姿が見える。
まさか、行ってる途中でUターンして緑谷を回収してきたってことか…?
爆豪勝己
どけぇぇえええ!!
直後、俺らがいる会場のド真ん中に着地した。
やはり背中には背負われた緑谷の姿がある。
生徒達はまたザワつき始めたが、ミランダ校長の一言でまた静まった。
ミランダ・ホルブルック
…大丈夫ですか?怪我をしているようですが…ともかく、これで全員揃いましたね。
爆豪勝己
(誰だこいつ…)
状況をいまいち理解出来ていない爆豪に説明をし、再度先生の方に向き直る。
ミランダ・ホルブルック
改めまして…ようこそ、ルーナノヴァ魔法学校へ。
───

やばい、全然ストーリー進んでない。
俺は大体1話2000文字を目安に書いてるんで今回進みが悪かったですね。
表現の文章が長すぎた結果ですねすみませんm(_ _)m
次回は絶対進展させますですはい。

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