昼休みが終わり教室の奴らは次の準備をしていた
俺は関係ないからいつも通りに寝てた
校門に目がいきそこに居たのは知らない男だった
そいつはうろうろしながら携帯を弄ってた
見た目は普通の学生って感じだ
その姿は誰かを探してるようにも見えた
校門に立つ男を俺はガン見していると
教室からいきなり女子の悲鳴がした
騒がしくて眠気から覚めた俺はその先に行った
そこに倒れていたのは…………七宮里佳だった
廊下に倒れてる七宮を見た俺は何故か持ち上げて
保健室に向かった
困惑してる中 周りの声を無視して七宮を運んだ
保健室に着き 俺はベッドに七宮を寝かせた
七宮の目からは涙が出ていた
「お前は何を抱えてるの? 」
小さい声で俺は 寝ている七宮に呟いた
さっきいた男が関係してるのか?
何で俺が此奴を運んだんだ?体が勝手に動いてた
気付けば俺は …七宮をもっと知りたいって思った
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。