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第2話

太陽の光。蝉の声。
普段でさえ鬱陶しいそれらは、

今日もまた俺の思考力をガンガンと奪っていく。
先生
先生
おーい、南雲ー。
呆れたような、疲れたような声が

少し離れた教卓から降る。
先生
先生
あとお前だけだぞー、出してないの
俺の机の上には、白紙の進路希望調査票。
南雲遊馬
無いですよ、別に。
...なりたいものなんて。
そうだ、無い。

無いんだ。
先生
先生
んな事言ってねぇで、少しは考えてみろって。なぁ?
これだから最近の若い者は...と、

先生の説教が始まる。
相変わらず蝉は五月蝿いし、

お小言も加わったし、
もう、何も考えたくなんてない。
夢なんて無い。なりたいものなんて無い。

俺は、空っぽなんだ。

俺に中身なんて、無い。
...三年前の夏から、ずっと___...