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第3話

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あーっ!遊馬!
また学校にトランプ持ってきてる!
南雲遊馬
ばッ、馬鹿!声がでけぇよ!
14歳。中学二年。 
中弛みの学年だとよく先生から目を付けられていた俺らは、案の定弛みに弛んでいた。
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いーっけないんだ、
いっけないんだー!
先生ぇに言っちゃーおー!
楽しそうに、でも意地悪く。

其奴は、声を張り上げる。
名前は、忘れた。
ただ、家が隣で、腐れ縁で...

幼馴染、という奴だろうか。

良く笑う奴だった。
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悔しかったら捕まえてみなさいよ!
そう言っては、俺の私物を掴んで走り出す。

よくそんなやり取りをしては、
二人で叱られたものだ。
いつも、一緒だった。
怒られる時も、遊ぶ時も、

怪我をする時も、悪戯する時も
いつも、いつも、隣には彼奴の笑顔があった。
そんな当たり前が、

崩れるだなんて思っていなかった。