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第5話

先生
先生
そうだろう?
南雲。俺の若い頃はなァ...
南雲遊馬
先生、俺、帰ります。
先生
先生
あっ。おい、南雲!
彼奴は、俺の当たり前だった。

彼奴は、俺の一部だった。
好きだった。
かけがえのない存在だった。

彼奴の代わりなんて居ない。
✕✕✕
✕✕✕
あーすまっ!
風に紛れて。

耳を澄まさないと聞こえない程の声で。
でも、確かに聞こえたんだ。
彼奴の声。

彼奴の...
南雲遊馬
何処だ!?何処に居る!?
自然と、走り出していた。

街の人に変なものを見る目で見られて居ても、気にならなかった。
ただ、ただ、会いたかった。

抱きしめたかった。

伝えたかった。
もう離さない、

もう逃がさない...って。