第3話

お隣さん
262
2017/10/12 12:03
今日もいつもと同じ大学が終わって、

家に帰った。



あなた あれ?お隣、誰か引っ越してきた……


思えば、これが全ての始まりで。


このときから、運命の歯車は回っていたのかも。



お隣さん  あの、今日、隣に引っ越してきました。
      これからよろしくお願いします、
      相原翔です。これ、良かったらどうぞ。




そう言ったお隣さん。

かっこいい………

私は、素直に相原さんの顔に見とれてしまった。

この人モテるだろうな、

なんてどうでもいいことを考えていたら、




翔 あの、何か………?

あなた あ!なんでもないです、
     私は、白石あなたです!
     丁寧にどうも。よろしくお願いします!






あとから聞いたら、

相原さんは25歳で、私より5歳も年上だった。

大人っぽくて落ち着きのある人。

それが、相原さんの第一印象だった。



このときは、ただのお隣さんだった。





このときは。

プリ小説オーディオドラマ