大切な親友と幼馴染みと話して、
私の気持ちは軽くなった。
そして私は____決心をした。
翔くんに告白しよう。
告白して、思ってること全部言って、
きっぱりフラれよう。
そんなことしたところで、
私が翔くんを好きなことに変わりはないけど、
何も言わない後悔より、
言った後の後悔の方がよっぽどいい。
相原翔くん。
私に、人を好きになる気持ちを教えてくれた。
恋をすると、
それだけで嬉しくなったり
その人の一挙手一投足で
気持ちがころころ変わること。
仲のいい人にさえ、
嫉妬してしまうこと。
恋って、楽しくて、悲しくて、
ときどき、どうしようもなく残酷で。
あなたに出逢えてよかった。
この恋は、終わりにする。
好きということを
簡単には終わりに出来ないけど。
心の奥にしまっておこう。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。