第29話

#28 手
5,386
2017/10/23 04:45
ん、あ、寝てたわ、










あなた「うわぁっ!」










小「遅かったな起きんの」










藤「大丈夫か?」










あなた「え?あ、うん、まぁ、ちと頭痛いけど」










小「ごめん、俺が気いつけへんかったから、

バトン落としてもうて、」










あなた「いや、小瀧のせいやないし、」










藤「濵ちゃんも見てへんかったし、

あのぶりっ子が悪いねん、」










〇〇「結果どうなったん?」









藤「勝ったで」










よっしゃ、










あなた「ならええやん勝ったなら」










小「あぁ、」










あなた「今何時?」










藤「もう放課後」










え、マジか、










あなた「帰らなアカン、ありがとうな!」










小「あなた!」
















あ、居った、









重「遅い」









あなた「ごめん、」









重「全く、ん?

お前顔色悪いで?なんかあったんやろ?」









あなた「あ、転んで、そのあと倒れた、」









重「はぁ?なんで起きてすぐ連絡せえへんかったん?

いつもより遅かったから心配したやろ、」









あなた「忘れてた、」









重「てかさっき走っとったけど平気なんか?」









あなた「大毅に怒られる思うたから、」









重「理由言うたら怒らんわ、アホ」









大毅に『アホ』言われてデコピンされた









あなた「イダッ、頭痛い人の頭にデコピンするか!?」









重「うるさい、ほら帰るで」









あなた「おん、」









大毅に手を繋がれ









ぼーっとしてた私はそれを嫌がらず









そのまま手を引かれて歩き出した



















小「はっ、なんなんあれ、」




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