重岡side
あー、アカン、
ノリで泊まる言うたけど、
あなた「スー、スー、」
あなた、無防備過ぎるやろ、
でもこんな近くでも普通に寝られとるんやから、
やっぱり俺は、
『幼馴染』なだけ、
あなた「ん、」
重「あなた、?」
あなた「スー、スー、」
重「はぁ、」
寝とるよな、
重「こんなに、好きやのに、」
ずっとここに居ったら、正常で居られへん、
そう思って、淳太くんの部屋に行った
淳太くんはあなたの隣の部屋に居る
重「あ、」
中「おっ、しげ、」
ちょうど淳太くんが出てきた
重「入れて、淳太くん」
中「あなたは?」
重「居れへん、」
俺がそう言うと、淳太くんは分かったようで、
中「入っとってええよ」
そう言って出ていった
重「はぁ、」
さっきとは全然ちゃう、
落ち着く、
ガチャッ
中「しげも変わってへんなw」
重「笑い事ちゃう、」
淳太くんは、
結構前から知っとったみたいな言い方やった
中「長いなぁ、何年?」
重「10、いや、、
13?」
中「ほんまにw
はよ言ったったらええのにw」
それは、
よし、淳太くんに相談しよ、
重「なぁ淳太くん、」
中「ん?」
『聞いてくれへん?』
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。