監督はマシンガンを取り出し、一気に銃弾を撃ちはなった。
バババババババババババババババババババババババババババババン!!!!
私は怖くて目をつぶった。
そして目を開ける。バイキンマンが盾を取り出して守ってくれたらしい。
私は内心呆れながらも、勝利を確信した。
横では、この二人によってテレビ局総員が一蹴されていた。
残るは監督とカメラマンの2人。
…え?
監督は簡単に土下座を始めた。
非常識だと思った。
謝れば済む、なんて、そんなことでも思っているのだろうか。
監督はおでこを地面につけて、…こすりつけた。
驚き、沈黙。
偽マンはスタスタと歩を進め、監督に手を差し出した。
すっかり態度が変わった監督は、偽マンの手を握り返し、立った。
カバオくんが感嘆の声を漏らした。
そして、
腕を掴まれたと思ったら、拳銃を頭に突きつけられていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。