第7話

♯6.仮恋 
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2017/10/12 11:40
責任というトキヤからの言葉に、春歌は何をすれば許してくれるのか解らずにいた。
一ノ瀬トキヤ
一ノ瀬トキヤ
私だって、本来はこんな事などしたくはありません。
七海春歌
七海春歌
私に、出来ることがあれば何でもします‼
一ノ瀬トキヤ
一ノ瀬トキヤ
ほぅ…なら、もしも私が君を抱きたいと言えば、抱かせると?
七海春歌
七海春歌
あの…それは……
一ノ瀬トキヤ
一ノ瀬トキヤ
随分といい加減なんですね。
トキヤは、春歌の唇に指先で触れる。
七海春歌
七海春歌
…/////
一ノ瀬トキヤ
一ノ瀬トキヤ
優しいのが良いですか?それとも、激しいのが意外と好きなのでしょうか?さあ。選んで下さい。
微かに唇を震わせ、涙目になっている春歌。
一ノ瀬トキヤ
一ノ瀬トキヤ
つまらないですね。今日の放課後、迎えに行きますから。逃げないで下さいね。ニコッ仮ですが、恋人になってもらいます。
そう言って、トキヤは春歌を解放すると、たった一人、春歌を残して教室に戻る。

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