第4話

語られてない家庭内事情。
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2017/10/14 14:40
『 僕の家は貧乏でした 。
母親は些細な事で自分を攻める人でした。
父親は身勝手な僕にとっては世界一嫌いな人でした。

2ヒント:偉くていい子 』


彼の家庭内事情が達筆な字でそのメモ用紙に現れている。
その文字を見ているだけで、彼の家庭での思いが胸に突き刺さる感覚がする。

「悠…悠は家庭内の事、あまり話してくれなかったのは__でも、悠のお父さんは高校1年の頃に亡くなったって……」

私は考える事を放棄する様に首を振る。次のヒント" 偉くていい子 "それは悠との忘れられない会話の一つである。


───── 。



「──の、─さん。の事なんですが…」

「──さん?、あの人──病──じゃ、無かったか?」

「それが、──病だったんですが。何やら───誰か──た可能性が…」





それは、ある2人の" 捜査内容 "の会話だ。これは、亡き親友との宝探しの裏に隠れた " 真実への道 " 。

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