10月15日
再発をしている事がわかった
そして、もう死はすぐそこと
言う事も伝えられた
皆の表情は一瞬にして曇った
俺は何も気にしてないかのように振る舞った。
光が何でそんなに冷静なんだよって
言われた時、俺はそんな訳ないじゃんと思った
だけど、皆の辛い顔は見たくないと
思って、自分の命は自分がわかってると
話した。
ものすごく怖い。あたり前だった生活が
無くなって行くんだもの
でも最後まで笑って過ごそうと思った
10月16日
家族に伝えた。全てを
記者会見をした
やっぱり驚いていた
会見が終わった後
やっぱりテレビでは
大騒ぎだった
この一ヶ月仕事を
頑張ろうと思った
10月31日
今日はハロウィンだ
まぁどうでもいいけど笑
皆に手紙を書いた
俺が楽しかった思い出を
書いた。
家族にこの日記を俺が死んだら
俺の部屋の机に置いといてほしいと
頼んだ。暗い顔をしてわかったと
言ってもらえた。
11月21日
やっぱりものすごくしんどい
もう、死ぬんだなと思った
せめて皆のスケジュールがあう
24日までは生きよう
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。