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第1話

一話。(完)
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2017/10/11 14:00


ーーーーーおはよー!ーーーーー


あの日だけーーーーー


ーーーーーあの日以降ーーーーー


私たちは変わったんだーーーーー








私、青葉緑山学園3年ーーーーー


「水泳部部長!山宮 紗香!」


私のショートカットをいじっている小さい頃からの幼馴染み

「おはよ……なにしてんの?あほ紗香。」

こいつはそう……

「おはよ!みかげ!今日も眠そうにしてるね!!」

同じ水泳部で副部長をしている三澤みかげ。

ぴょんっと跳ねているあほげを治すのがわたしの役目。


小学校の頃から一緒で家も近い。

だからずっとこうやって登校したりすることが多かった。

でも最近……

「おはよ!みかげ!待たせてごめんな?」

そうなんと……

「ぜんぜーん♪紗香と話してたからまってないよ!」

そうみかげには彼氏ができた。

みかげの隣はわたしだけのものだったはずなのに。。


っていうのは嘘。

でも少しわたしとしては面白くない。

なぜだろう……


わかんない。

わかんないけど悲しいのかな。
寂しいのかな。


みかげが彼氏と一緒にいると胸がきゅんとして痛い。


なんでだろう……


いつから?

いつからこんなに……みかげが大切になったんだろう。

「あ!わたし先行くね!!ごゆっくり!!」


胸がいたくてこの場からいなくなりたくて……


無意識に学校に走った。

後ろでなんで?いつもみたいに一緒にいればいいのに。とみかげの声が聞こえたような気がする。


ダメな気がする、
一緒にいたら……

わたしが泣きそうになるような気がした……。



ーーーーー結局この気持ちの正体はわからない。でも……ーーーーー


「みかげがいないのはやっぱり……寂しいよ……」


そういって早くついたプールの更衣室で泣きわめいた。

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