speaker:『あなた』
おはようございます!!
今日は体育無いので
ルンルンで学校に向かっております!!
"ガラガラ"
でも、今日は
いつもなら聞こえてくる
「おはよーん」が無かった。
あれ、ユキ今日休みなんかな
だとしたら今日私は ぼっち。
怖い怖い怖い
あっ、LINEで聞こ
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まーじーかー
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ぴえーん
ぴえんぴえんぴえーん((
頑張って ぼっち乗り切ります。
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終わったぜ。
謎の達成感に浸りながら
階段を降りると、
正面玄関に先輩がいた。
『あ、先輩、』
西畑「お、やっと来た」
『......?』
「あなたちゃんのこと 待っとった」
「今日ずっと1人やったやん」
『あぁ、』
『ユキが体調悪くて
お休みやったんですよ』
「ほーなんや」
『なんで知っとんですか?』
「いや、ちらっと教室見たら
1人でお弁当食べよったけんさ」
なんや、馬鹿にしとんかコイツ。
「やから、一緒帰れるかなって思って」
『え?』
「一緒に帰らへん?」
え、ええええええ、!?
良いんでしょうか良いんでしょうか
数秒前心の中で
悪口言った私が馬鹿でした。
『一緒に帰りたい、ですっ』
「お、良かった〜」
「ほな、帰ろ」
『はいっ』
この時 私は
後ろに駿くんが居たことも
この後どうなるのかも
何も考えていなかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。