第18話

翌朝
1,065
2017/10/16 09:12
ピピピッピピピッピピピッ

と目覚ましが鳴る。

今日は私が急いで止めた。

すると達也さんは少し起きたようだったがまた眠りについた。

昨日、8時前には出る。と言っていたから7時前に起こせば良いかと起き上がる。



消防士の事について色々調べると、お昼はお弁当持参もokそうなので、作ってみる事にした。

「えーっと、お弁当箱どこかな?」

色々あさり、やっと発見したお弁当箱はあまり使われていないようだった。

彩や、栄養バランスを考えながら作り、昨日より時間がかかってしまった。



「嘘、もう7時!」

達也さんを起こすの忘れてた!!

急いで部屋へ行き、達也を起こす。

「達也さん、もう7時です。」

「うぅ」

と眠そうに、起き上がる達也さんを見て、キュンとした。

やっぱり好きなんだなぁ。

「おはよう、あなたちゃん。」

「おはようございます、」

「あ、朝ご飯もう少しかかります。」

「ありがとう」

と微笑んだ。



朝ご飯はまだ作ってもいなかった。

今日は、ツナマヨと、ハムチーズ、のサンドウィッチ。

素早く作り、コーヒーを入れる。

それから一緒に朝食を食べる。

食べている途中、

「あ、そうだ。あの、一応お弁当を作ったんですけど、お昼に食べますか?」

「本当に?ありがとう。嬉しい。」

と、本当に嬉しそうにしてくれた。



そして、私は先に着替えて、リビングに戻ると、

達也さんも着替えて出てきた。

「あなたちゃん。少し早いけど、もう行ってくるね。」

というので、玄関まで送り、

「はい、行ってらっしゃい!」

とお弁当を渡す。

「ありがとう。あ、そうだ。今日は当直だから、帰らない。ちゃんと戸締りして寝るんだよ?」

「はい、わかりました。」

「寂しくなったらいつでもLINEしてね。」

ニコッと言ってくれてまたキュンとする。

「ありがとうございます!」

と私も微笑む。


「じゃあ行ってきます!」

「気をつけて、行ってらっしゃい」

「あなたちゃんも気をつけてね!」

「はーい!」

バタンッとドアが閉まる。





…。



うわああああ!



今の新婚さんみたいだったあああ!!!!





ともう私の頭の中はもうヤバイ。




でも、もう学校に行かないといけないので、美紅に言いまくろう!と家を出た。

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