朝、私の携帯が鳴り響いた。
私はまだ起きておらず、誰だろう…。と電話に出た。
「はい…。」
「おはよう、あなたちゃん。」
「え!達也さん!?」
驚いて飛び起きた。
「大丈夫?もう起きてたかな?」
「え?」
と時計をみる。
「えぇ!?嘘!?こんな時間!?」
時計を見るともう7時40分。
いつもは達也さんが目覚ましをかけてくれていた事を思い出した。
「やっぱり、いつもは俺がセットしてたから起きてるか心配してたんだ。」
「ありがとうございます!」
「じゃあ、学校頑張ってね!」
「はい!行ってきます!」
と電話を切る。
達也さんが電話してくれてよかった。
とりあえず、着替えて家を出る。
コンビニへ寄り、朝ご飯とお昼ご飯を買い、学校へ向かった。
学校へ行く途中に消防署がある。
ここで働いているのかな?とおもったが、時間がないので走った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。