第46話

学校
989
2017/10/26 09:33
「ってことで〜あいちゃんも一緒にランチ!」

「おぉー、なるほどね。そうしたら話すの一回で済むからね。」

「そうそう!」

やっぱり、美紅は分かってるなぁ〜。

「んで?何を話すんだよ。」

「えーっと、実はね、私叔父さんと同居してるの。」

と、意外と普通に言えた。

「おぉ!そうなんだ。だから色々大丈夫なんだな。」

心配してくれてたのかな??

「うん、それで、26歳で、久我達也さんって言うんだけど、」

「え!26歳!?」

啓太が大きな声を出した。

「う、うん?そうだけど?」

「マジか、若くね?」

まぁ、若いけど、、

「あー、まぁ、そうだね。」

と美紅が言う。

「そんで、まぁ、達也さんと一緒に住んでます。」

「え?それだけ?」

「いやいや、まだ続きがありますよー。今からはあいちゃんもちゃんと聞いててね?」

「うん、今から言うことが休んだ理由なんでしょ?」

あいちゃんも分かってるぅ!

「そそ!えっとね、」

「実は、4日前に達也さんが現場で事故って、頭を打っちゃったの。」

「そしたら、私の事だけ記憶が無くなって、いわゆる記憶喪失になったのね?」

すっごく簡単に短く言った。

「えぇ!?」

「しかもあなたちゃんだけ?」

「そうなの、私だけ。何だけど、今日の朝、思い出してくれましたっ!!」

「おお!よかったな。」

うんうん!とあいちゃんも首を振る。

その後、すぐにチャイムが鳴り、私は急いでパンを食べ、教室へ向かった




あっという間に放課後になり、美紅が話しかけてきた。

「で?く・わ・し・く・!!」

美紅が身を乗り出して聞いてくる。

だよね、聞いてくると思った!

「えっとね…」

と今日の朝にあったことを話した。

「それで、今日帰ったら、大変だった事いっぱい話すんだぁ〜。」

「幸せそうだねぇ、」

「うん!本当に良かった!」

「じゃあ、早く帰りな!いっぱい話すんでしょ?」

「ありがと!美紅大好き!」

「いーえ、私もあなた大好き!」




私は急いで学校を出て、早く達也さんに会いたいっ!

と言う気持ちが溢れてルンルン気分で家に帰った。

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