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第1話

食べられる子羊の少女と狼のヴァンパイア
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2017/10/12 15:11
今は中学校の休み時間。山の上に住んでる中学2年生の子羊ラムはクラスで1番メルヘンな女の子で、いつもひとりでお外を見ていました。

ある日いつもの通りにお外を見ていると一人の男の子が目に入りました。「・・・カッコイイ!」目を開かせながらその一言でラムの心は一瞬にして動き始めました。

お友達の子はその子に気づくと「あぁ〜、ラムって本当にああいう系好きよね?」「リオ先輩は噂ではヴァンパイアだって聞いたことあるわよ!」「えぇっ〜!ヴァンパイアだって?」メルヘンなラムでもヴァンパイアは信じて居なかったので笑って誤魔化していました。

その帰りラムは遅くになって中学校から帰ると目の前にはリオ先輩が立っていました。「えっ・・・リオ先輩?」そぉっと声をかけると「えっー、ごめんね?・・・あっ!」急に大きな声で叫んだのでラムはびっくりして「どうしたんですか!?」と耳を塞いだ。「ごめん!ごめん!君を探していたんだ・・・」「えっ?私ですか?」するとリオはポケットに入っていた紙切れを1枚渡して「明日の帰りに会ってくれないかな・・・?」「・・・えっ?!」その叫び声は長い時間響きわたっていた。

次の日の帰り、ラムは紙に書いてあった場所に向かって歩いた。「えっと、理科室を曲がって小さな小部屋の中に入って・・・」丁度理科室を曲がると目の前に小部屋がありました。「ここの部屋・・・、入ったことがないわ?どんな部屋かしら」と心配しながら入ると中は少し明るい暗さの部屋になっておりラムは驚きました。「少し暗いわ・・・、電気は〜」すると急に扉が開いてリオが入ってきてました。「ごめんな!待っただろ・・・?」(それはお前が子羊で肉が美味い時間だから・・・)心の奥ではそう思っていました。そう、リオは狼とヴァンパイアだのミックスでした。狼みたいな性格とは裏腹にヴァンパイアの血を持つリオは足も早く羊みたいな女の子はパクパクと食べられてしまいます。

「リオ先輩!私、リオ先輩の事が・・・好きです!」照れながらもラムは告白すると丁度いいと思ったリオは「いいよ!でも、一つ条件があるんだ!」羊みたいなラムは不思議な顔をしながら「なんですか?条件・・・って・・・」するとリオは顔を恐くして「お前の息を止めてお前を食べさせろ!」真剣な顔が少しだけ怖くなりかけ、ラムは逃げようと後ずさりするとリオは腕を掴み近くにあるベットの上に退けラムを乗せるとリオはラムの制服のスカートを脱がせリオの目は狼とヴァンパイアのミックスした顔になっていた。ラムは急いでベットの上から降りるとリオは追いかけて「待て!美味そうな子羊のメス」その声は狼男の様に感じてゾクッとしたラムは覚悟を決めて「いいです・・・私を食べてください!身も血も美味いなら・・・。」するとラムは一つずつ制服を脱ぎ最後の下着を脱ぐとベットの上に寝ました。「まさか、最後の晩餐が狼ヴァンパイアに食べられるなんて・・・」

リオはシメシメ・・・と思うとヴァンパイアの姿でラムの首を抱くと「ここが美味そうだな・・・」リオはガブッと肋骨の周りの血を飲んでいきました。「ハァッ・・・ハッアァ・・・ハァッ・・・」ラムの荒くなった息を聞きながら「あっはぁっはっ!・・・後、狼には秘密の噛みごごちの場所があるんだよね・・・」リオはラムの身体をスゥーっと触りながら太ももの横に牙をグサッと刺すとドクドクと溢れ出る血を飲んでいきました。ラムは股がピクっと揺れていて吸われていることが分かってしまった。

力が欲しいラムは、にげようとリオに「もう・・・辞め・・・て下さい!」と手を押しても押し変えられていた。(・・・もう、この狼に私は食べられてしまうの?私は羊だから食べられてしまうの?)ラムは目を閉じると息だけ荒くなり「・・・はぁっ!・・・はぁっ!」とラムの目は霞んできました。「もうそろそろ食べ応えありそうだよな・・・」この声を聞いた途端ラムはそっと目をつぶりリオはそっと手を喉にグッっと当てながら口付けするとラムの息を止めました。「お前は俺の恋人ではなく食べてあげるよ・・・」リオは狼になるとラムを飲み込んで襲おうとしました。
けれど、どんなに美味そうでも噛めずに何時間も経ちました。諦めたリオは人間に戻りラムの身体を手当しました。すると身体は奇跡のように元に戻りラムは目を覚ますと、そこにはリオの姿はいませんでした。

ラムはリオを探していると屋上にいました。「リオ先輩!なんで私を食べないんですか?そんなに不味かったんですか?」するとリオは沿っぽむきながら「・・・俺はいつも狼の性格で子羊みたいな女の子を見ると羊が走って見えてくるんだよ・・・。走ってその子を捕まえるとその場で食べ応えが木になって食べたいって思えた。・・・でも、初めてお前みたいな狼でもヴァンパイアでもある俺に挑んだ女の子がいた事で意見も変わった。」するとラムは、じぃー、と見て「意見って?何の・・・」「子羊みたいなお前だけはどんな奴にも渡さない・・・」「つまり・・・、どういう意味・・・?」「・・・っ、2度も言わせるかよ!?」

これが、子羊な少女と狼ヴァンパイアの不思議な恋人の始まりでした。

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