第14話

episode14~帰り道~
127
2017/10/29 08:31
汐那
…。///
大雅
…///
送ってくれるって言ってくれたけど、なかなか会話が始まらない。
五十嵐くんの方を見ると顔を赤くして俯いてた。
五十嵐くんのが伝染して私の顔まで熱くなってくる。
何か話題…と考える。
パッと頭の中に浮かんだ。
汐那
そういえば、もうすぐ文化祭だね!
私たちの高校はもうすぐ文化祭活動に入る。
それを思い出し、話題として話した。
大雅
そ、そうっすね!//俺、文化祭初めてだからすげぇ楽しみなんですよ〜
五十嵐くんも食いついてきてくれて話が進んだ。
汐那
楽しみだよね!
さっきの緊張感が和んで良かった。そう思っていると
大雅
はい!あ!
汐那
?どしたの?
大雅
文化祭一緒に回りませんか?!///
私の目を見て言った。
少し距離が近くてドキッとなったけど
汐那
うん!いいよ!////
頑張って誘ってくれる五十嵐くんが可愛く見えた。
だから、思わず笑ってしまった。
大雅
ッ!///ほんっっと如月先輩は…////卑怯です////
汐那
へ?どういう事?!卑怯って!!
五十嵐くんは、しゃがんで頭を抱え込んだので、
私もしゃがむ
大雅
何でもないです////ただ先輩が可愛すぎるからですよ//
頭を抱えながら、恥ずかしい事を言う。
汐那
ッ…!///
キュン
また私の胸が締め付けられる。
こんなふうになるのは、五十嵐くんだけ。
汐那
ま、と、とにかく楽しみにしてるね////
そうしているといつの間にか家に着いた。
汐那
五十嵐くんありがと。送ってくれて!じゃあ気をつけて帰ってね?
大雅
あ、はい!じゃあ/////
なんだかあっという間に感じた。
五十嵐くんと一緒にいるのは楽しいけど少し恥ずかしい。
少しずつでも、五十嵐くんの気持ちに応えたいな_

プリ小説オーディオドラマ