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第2話

狼の朝の食事・・・ミルクが食べられる!?
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2017/10/14 10:30
その夜、ミルクはネロと秘密の約束をして家に帰っていきました。
家に帰るとヤギのお母さんは心配しながらドアを開けて「ミルク・・・、いったいどこにいたの?!遅いじゃない!」「ごめんなさい・・・」そう言いながら家に入るとご飯を食べて寝ました。

そして、次の日ミルクは朝早く起きると自分のバックを肩にかけると机にメモを置き出ていきました。
ミルクは野原へ行くとネロくんを見つけて「ネロくん・・・おはよう!」と挨拶するとまるで、大人の狼のような顔つきで森の影から獲物を見張っていました。
「ネロ・・・くん?」緊張しながらネロの肩をトンと叩くと「ハッ・・・、ミルクちゃん!」その目はまるで獲物を狩るようでした。ミルクは怖くなり逃げようとするとネロはミルクの気配に気づくと「ミルクちゃん・・・ちょっとそこで止まっていて・・・」とネロは一歩づつ一歩づつミルクに近づいていき「ガルル・・・。美味そう・・・」と舌を舐めまわしました。ミルクは逃げようと後ずさりすると背中がおおきな木と当たりお尻をつくとネロはミルクの身体に寄りかかって「うわぁ〜、やっと獲物を取れた!」と喜んでそう言うとミルクの身体の匂いを一心に嗅いでミルクの身体を抱きしめ「ゴクッ・・・ゴクッ・・・」とミルクの股の血を吸い舐めました。ミルクはくすぐったいと思って逃げようとしても「はぁ・・・!はぁ・・・!。いやぁー、」と身体を揺すりながらぴくぴくとなり時間が経つとミルクは気絶してしまいました。その事にネロは気づくと「うわぁー!ミルクちゃん・・・ごめん!」と抱き抱えて家に連れていきました。
ネロは家に帰るとミルクを料理台の上に乗せてベットの上にシーツをひくとそこに寝かせました。ネロはミルクの寝姿を見ていると「・・・でも、ミルクちゃんってとっても脂がのった身体してなぁ・・・。ゴクッ・・・。食べ応えありそうだよな・・・。」緊張しながらもネロはミルクの首筋を掴むと「ごめん!僕はあなたを食べたりしないって言ったけど・・・。やっぱり狼には変わらないから!」そう言うとネロの口には大きな大人の牙が穿いていました。
その時ミルクも目を覚ましそっと目を覚ますとネロの頬にキスを交わしました。「大丈夫・・・。私は元々、狼に食べられる運命だったの。ヴァンパイアみたいに血を飲まれて肉も食べられる運命・・・。」そう言うとミルクはネロに腕を伸ばして「さぁ・・・。所からでも食べなさい・・・。私の事など気にしないで!」そう言うとミルクは眠りにつきました。
それから月日が立ちミルクは家の中で目を覚ましました。ヤギのお母さんはミルクが起きた事に気づくと「ミルク!大丈夫だったの?!狼の男の子が倒れたお前を引きずりながら連れてきて・・・。もう!びっくりしたのよ!」ミルクはその事を聞いて(私は・・・、食べられてないの?ヤギだから・・・食べられる運命のはずよ!)ミルクはバッ!とドアを開けてネロの家に向かいました。するとそこにはこの前まであったネロの家がありませんでした。「ネロ・・・。どこに行ったの?」

それからはミルクはネロに永遠に出会わないと思っていました。

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