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第1話

1 人 目
愛叶
あれ?開かない。
トイレのドアが開かなかった。

ドアノブを回し押す。
ガチャガチャと音が鳴った。だけ。
押しても引いても開かなかった。
愛叶
( 壊れたのかな )
心の中で少し不安になった。
だが、その不安も一瞬で消えた。









─── それはいきなり始まった 。
愛叶
きゃあ!
上から冷たい何かが落ちてきた。
驚いて 髪や服が濡れた ということに遅れて気がついた。
そして、冷たい何かの正体も。

それは水だった。
愛叶
何…これ…
私が言葉を発した瞬間、
(?)
あはは!
甲高い笑い声が聞こえてきた。

この声、知ってる。
愛叶
甘月…さん?
甘月
せ ~ かい ♪
甘月さんはまた笑った。

何で、笑ってるの?
この水をかけたのは甘月さんなの?
ねえ、何で?

頭に沢山の疑問が次々に浮かんできた。

笑う理由が聞きたくて、
疑問を理解に変えたくて、

私は開かないドアをガチャガチャと音を立てながら開けようとする。
でも、無理だった。開かなかった。
愛叶
何で開かないの!
腹立たしい、というのだろうか。
怒りが込み上げてきた。顔が熱くなっていくのが分かる。
甘月
無駄だよ。
ガチャガチャしたって、開かないよ??
物を置いて開かないようにしてるから。
そこでずーっと過ごしなっw
甘月さんは鼻で笑った。
その後、靴のカッカッという音が聞こえた。
甘月さんはトイレから出ていったのだ。
愛叶
出してよ!!!
ねぇ、誰か助けて!開けて!
こんなの、、、嫌だよ、、、
次は悲しいという感情が込み上げてきた。

体は震えていた。
目からは涙が流れ、頬を伝い、濡れた服に零れ落ちる。それと同時に私の体も崩れ落ちた。
しゃがみこんで縮まると涙がもっと溢れてきた。





声に出して泣いた。






" 怖い "







今の私の心に当てはまる言葉だった。


ここから出られないのだろうか。

その時、先生の声が聞こえた。
愛叶
助けてください!!
声に出して泣いたからだろうか。
喉が痛い。でも、ここで叫ばないと出られないかもしれないと思った。


そして、先生が助けてくれた。


理由を聞かれたが甘月さんのことは黙った。
先生に話したらまた何をされるか分からないからだ。

私は い じ め られていると確信した。

理由は分からない。
この日から1ヶ月間 皆に いじめられた。

体操服をカッターナイフで切り裂かれ、ゴミ箱に捨てられたり、髪の毛を切られたり。
坊主にはならなかったが、怖かった。

1ヶ月、ずっと泣いていた。

でも、1ヶ月が過ぎると皆は何も無かったかのように普通に接してきた。
『おはよう』と言えば 『おはよう』と返ってくる。

凄く嬉しかった。


だが、私へのいじめが終わったと同時に

次のターゲットへのいじめが開始された。



その人は とても 意外 な人だった 。