受付で手渡されたパンフレットを見ながら中にはいる。
家から電車で20分。
どうやら、トランポリン型アスレチックというものにやって来た。
各所が、コース別にわかれていて、一番難しいところがウルトラ級らしい。
コースを、進む道もすべてがトランポリンでなかなか面白そうだった。
わたしは、来ていた長袖をまくりトランポリンへとあがった。
ぼむっ。
いい年をした女子が恥じらいもなくきゃっきゃっ遊んでいるのは、
少し周りからへんなめでみられた。
……べつにいいじゃん。楽しんだものがちなんでい。これは。
あまり気にすることもなくわたしは飛び続けた。
久々のトランポリンはおもった以上に楽しくて、私は周りが見えてなかった。
それが、いいことなのか悪いことなのか。
いや。たぶん。いいことになる。
騒がしいな。。
あ、落とし物が…
ぼぉぉぉぉぉん!!!!!!
空をまった。
いや。正確にはトラックに当たった…??
よくわからないけど、とりあえず私は轢かれた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!