ん??
なんだ。ここは。
はっ!
たらこがある……
おいしそう……
てそんなことより!わたしさっきおもいきりなにかにぶつかったよね…??
だれだよ!まっ…
…ったっく……
え?
神様。これは夢ですか??
なんであのひとたちがわたしのめのまえにいるんですか?
教えて下さい。
オシエテクダサイ。
目の前で行われる会話。いや。私の頭のなかはいろんな意味で大丈夫じゃなくなってる。
あ!!!!!もう!!!!!ここでさらっと話しかける度胸がわたしにあれば!
すごいくやむ…
そこからの記憶はなんにもない。
とりあえず、自分が正常でいられるように、深呼吸をした。
夜ご飯を食べながら、スマホを開く。すると、YouTubeが新しい動画についてお知らせしてくれた。
【アスレチック ンダホ飛ぶ!?!?】
今日のではないけど、これも、アスレチックだった。2本とったんだろう。
一通り大笑いして私はスマホの電源を切った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。