第16話

ダイジュウワ《シルク》
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2017/10/31 14:54
シルクさん。

さっきまでは、シルクってよんでたのにw

何でだろ。

なんか。壁ができた気分だ。
マサイ
あなたさん。いい??
あなた

あ、はい。

マサイさんに呼ばれ、玄関までいく。そこから曲がってお風呂場についた。

マサイさんは、わたしの方をむくと。
マサイ
シルクのことが好きなの?ぶっちゃけ。
あなた

……は??

マサイ
好きなんなら、素直に手を引いてほしい。
あなた

なにいって…

動画では全然見せないくらいのマサイさんの真剣な顔。

言い返そうとしたけっだまった。
マサイ
俺はね。あなたさん。もう仲間は失いたくないし、仲間が傷つくとこも見たくない。
なんのことかはすぐ想像がついた。

わたしも、元リスナーならそれくらいわかった。

今はYouTuberとして活動しているけど、もとはといえばわたしもリスナーだ。
あなた

マサイさん。なにを勘違いしてるかもしれませんが私はシルクさんのこと
お兄ちゃんみたいだなって思ってたんです。

あなた

そんな恋愛感情なんてありませんよ。戻りましょう。ペケたんさんきますよ。

マサイ
あ、うん…。
本当のことをいったまでだ。

本当にシルクさんはわたしにとって、お兄ちゃんみたいな存在だ。

恋人なんかになれるはずがない。

何をいってるんだろう。マサイさんは。

私は、無理矢理笑顔を作る。

無理矢理…??

どうして私は無理矢理笑顔何て作ってるんだろう。

胸がチクリといたんだ。
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ペケたんさんが、部屋に入る。
ペケたん
あなた

だぁ!

ペケたん
え!?なになになになに!?!?
あなた

シルクだぞ!!

ペケたん
え…?
ンダホ
ぶひゃひゃひゃひゃ!!!!!!
楽しい。

マサイさんに言われたこととか、痛んだ胸のことも忘れよう。

今は集中するんだ。

せっかくFischer'sさんが目の前にいるのに。

何を、モヤモヤしてるの?私は。

おちつけ。落ち着くんだ。あなた。私は。もう。リスナーじゃない。

ちゃんと自覚を持つんだ。今ある目の前のことだけに。それだけに集中するの。

あなた。

何を後悔してるの…??
シルク
……………??

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