シルクさん。
さっきまでは、シルクってよんでたのにw
何でだろ。
なんか。壁ができた気分だ。
マサイさんに呼ばれ、玄関までいく。そこから曲がってお風呂場についた。
マサイさんは、わたしの方をむくと。
動画では全然見せないくらいのマサイさんの真剣な顔。
言い返そうとしたけっだまった。
なんのことかはすぐ想像がついた。
わたしも、元リスナーならそれくらいわかった。
今はYouTuberとして活動しているけど、もとはといえばわたしもリスナーだ。
本当のことをいったまでだ。
本当にシルクさんはわたしにとって、お兄ちゃんみたいな存在だ。
恋人なんかになれるはずがない。
何をいってるんだろう。マサイさんは。
私は、無理矢理笑顔を作る。
無理矢理…??
どうして私は無理矢理笑顔何て作ってるんだろう。
胸がチクリといたんだ。
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ペケたんさんが、部屋に入る。
楽しい。
マサイさんに言われたこととか、痛んだ胸のことも忘れよう。
今は集中するんだ。
せっかくFischer'sさんが目の前にいるのに。
何を、モヤモヤしてるの?私は。
おちつけ。落ち着くんだ。あなた。私は。もう。リスナーじゃない。
ちゃんと自覚を持つんだ。今ある目の前のことだけに。それだけに集中するの。
あなた。
何を後悔してるの…??
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。