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第1話

突然の:1
326
2017/10/13 15:34
「、、、やっと、終わっ、、、た、、、」




出版社にさっき書き上げたデータを送り、あなたはほっと一息して背筋を伸ばす




ふと、周りを見ればカップ麺やら栄養剤やらが散らばっているのを見て





まずはお風呂から入ってからにしよう、と呟いた









白井あなたは最近売れ始めた新人作家である。




小さい頃から本を読むのは大好きで、よく図書館に行っていたりしていた。




中学時代、いつものように図書館に行ったら



そこで「自分で書いてみたらどうですか?」と、言ってくれた人がいた。




その言葉通り、何個か書いて当時の友達に見せてみた





それが、作家 白井あなたの始まりだった。









ここ数日は〆切のものが沢山あり、パソコンと睨めっこしていたのが殆どで



1日の半分以上はここから動いていないから周りがこんなことになるのは当たり前か、とあなたは思いながら




まずはお風呂に入ろうとクローゼットから服を出そうとしていた時だった






ピンポーン、と誰かが訪れた合図がした





「え、、、誰」





出ようとして、気づく。





自分の格好に






髪はボサボサ、服はヨレヨレ




オマケに数日、お風呂に入ってなくて臭い





そんな状態でお客と会わなきゃいけない





「宅急便とかであります様に、、、」





そう願いながら、はい。と言って扉を開ける






そこに居たのは









「ごめんね?こんな遅くに。



白井に今伝えなきゃいけないことがあって。




いいかな?





あ、脱稿お疲れ様」







「もう、文脈おかしくないですか。黒崎くん」








そこに居たのは






こんな一般的なアパートには似つかない








整ったその顔立ちと立つだけで滲み出てくるカリスマ性




高級そうなスーツとコートを纏ったお坊ちゃん





黒崎キリトの姿









「外寒いから中に入れてもらえるかな?」







「あの、時間も考えよう?黒崎くん」




さっき時計を確認したらもう日付が変わるか変わらないような時間であったはずだ




こんな夜中に何故






「だって、白井は原稿があっただろう?



原稿を書いてる間は携帯も出ないじゃないか」







「明日じゃダメ?今は部屋中本当に汚くて私も臭いし」





「全然気にしないから、今日がいいんだ。頼む」





そう言いながら真剣に見てくる眼差しに何も言えず






あなたはキリトを家に招き入れた