第8話

生き返らせる方法…
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2017/10/24 04:09
あなたはある事を考えていた。
それは、伊野尾を生き返らせることだ。
伊野尾は、少し残っていた血液や魂などを使い、
ここに来たのだと言う。
おかしな事だが、本当にあったことらしい。

「伊野尾さん…」
伊野尾「──ん?何?ってか敬語!治して!」
「ご…御免!あのね、私考えてみたの…どうすれば伊野尾さんを
生き返らせることができるかって!」
伊野尾「……」

伊野尾は暫くの間何も話さなくなった。
生き返らせると言った瞬間に何も言わなくなってしまったから、
生きるのが怖いのかなと思っていた。

「伊野尾さん?…」
伊野尾「──ね!ちょっと外でも行かない?…連れていきたい
場所があるから!」
「え、はい…」

あなたは伊野尾に言われるがまま、外に出て
お出かけをした。

「どこに行くんですか?」
伊野尾「僕のお墓」
「えっ……」
伊野尾「僕のお墓にだけ生き返らせる方法が書いてあるの
それをみれば僕を生き返らせることができる」
「あ、ありがとうございます…」
伊野尾「いえいえ…ほら、あそこ!僕のお墓」
「誰かいま…大貴!?」
伊野尾「えっ…あっ…」
有岡「ん?…え、あなた!?」
「伊野尾さん…これって夢ですよね?…」
伊野尾「多分な……」

有岡はキョトンとした顔でこちらを見ていた。
でも一つ疑問な事があった。
奴隷の國にいる時の伊野尾は透きとおるような声をしているのだが、
外に出た時だけ声が透き通ってない。

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