前の話
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この話は本当に私が大好きでたまらなかった君へのお話だよ。
君のことを知ったのは中2になった体育祭の練習の時だった。私がハチマキを忘れて困っていると君は「どうしたの?」って優しく声をかけてくれた。私(SAKI)は「ハチマキ忘れてしまいました。」と言うと最初は(え〜)みたいな顔をしたけど首に巻いてあったハチマキを私に渡し「これ、使いなよ」って言ってくれた。本当に優しくて暖かくてそれから私は君を好きになったんだ。
私はジャニーズがめっちゃ好きでいつも学校では友達とその話しばっかしていた。けど、体育祭の練習が終わった後には君の話しかしていなかった。君を見ると廊下でキャ~って騒いだ。本当にかっこよかったから。そういう日々が何日か続いたある日君が私を避けるようになったた。あなた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!