前の話
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ある日の夜。
(((( あぁもう2時か、早く寝ないと、、
と思いながら私はTwitterを触ってた。
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(雅哉) @maaaasa1234
起きてる人いませんか〜
💬 ♲ ♡ ✉
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(わたし)
(((( いいねしよ〜っと
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起きてる人いませか〜
💬 ♲ ♥️ ✉
ぽちっ☝︎
と、普通の会話をしていた。笑
(((( どうせすぐ会話終わるんだろうな
とか思ってた。
だけど気づくと話し始めて約1週間がたっていて
今までずっと
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って
ずっと「先輩」でもなく「ちゃん」でもなく
「さん」呼びだった。
朝いつものように起きると
ダイレクトメッセージに通知が
✉①
雅哉くんだ
この一週間で沢山話して、雅也くんの友達が載せてた
ラーメンの食べ方講座をしている雅哉くんの動画をたまたま見つけてその動画の話をしていた。
動画の中だけど初めて聞く雅哉くんの声。
する事も馬鹿で面白くて
そして
どこか愛おしかった。
って毎日のように会話をしていたら
って
いつの日か急に「さん」から呼び捨てになっていた。
寝起きだった私は布団の上にいた
その時嬉しさのあまり枕を抱きしめて
とにかく照れていた。笑
でも、もしかしたら
「さん」をつけ忘れたのかもしれない
と思い、ふれずにそのまんま話してた。
いつ話してもやっぱり
のまんま。
そんなある日
会話をしていたのは夏休み。
ちょうど花火大会の前日も会話をしていた。
会おうって約束したのに
こんな人混みの中あえるわはずも無く
帰った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。