-小4の春-
華弥は赤ちゃんの時からずっと一緒に育ってきた泉澄に恋をした
それが初恋だった
ただ、それと同時に別れの時となってしまう
父親の転勤により引っ越しが決まった
東京に住んでいるが、大阪へ引っ越すのだ
-引っ越しの日-
泉澄母「ほら、泉澄!泣かないで…。笑顔で送ってあげるんでしょう?」
泉澄「ぅん……。うぅっ…」
華弥「泉澄ぃ!ごめんね!」
泉澄「!!ううん…。待ってて!きっと…いつか必ず迎えに行くから…。それまで待ってて!」
華弥「うんっ!約束だよ!」
(泉澄のこと大好きだよ、ずっと…)
2人とも涙に濡れていたが、天使のような極上の笑顔だった
-6年後-
こうして1つ屋根の下で暮らすことに決まった
華弥(やった!泉澄に会える!また時間を取り戻せる!)
泉澄(華弥…。待たせちゃったな…。でもまた…!)
泉澄がうちに来る当日
眠れなかったせいか眠気に襲われていた
ただ、泉澄からLINEが来た瞬間飛び起きた
急いで着替えて支度をして…
今日はおしゃれに一段と気合を入れた
ほんのりメイクもして
今流行っている香水もほんのりと香らせて
華弥「行ってきます!」
華弥母「ちゃんと迎えにいくのよ!」
華弥「もちろんっ!」
外へ飛び出す
今日は雲ひとつない青空が広がっていた
急いで駅へと向かった
まだか…
それでも急ぎ足で駅へと向かう
駅についた
まだ9:20だ
あと10分!
(泉澄に最初なんて言おうかな…?久しぶり!かな?うわぁ、悩む!)
と考えていたらいつのまにか時間はすぎ、9:28だった
あ、新幹線!そろそろだー!
などと話しているうちに新幹線が来た
人がぞろぞろと降りてくる
そんな人の中でも、泉澄を見つける自信があった
いた!絶対泉澄だ!
華弥「いずみ!!」
泉澄は振り返った