第3話

story three
41
2017/10/14 15:10
朝のホームルームも終わり掃除の時間も終わり一時間目が始まる。

確か一時間目は…
あなた

一時間目から社会かぁ…

仲山 美玲
あなたは社会の時間嫌いだよね。
まぁ私もみんなも嫌いだと思うけどさ。
社会の時間はとにかくつまならい。

だから大体寝る人だったいる。

寝た事ないのは美玲ぐらいだと思う。

そんなことを考えながら机に座ると、私の近くにある人がやってきた。

田ヶ原 宏也
あなたっ!
筆箱忘れたからシャーペンと消しゴム借して!
そこに現れたのは私が唯一話す男子の田ヶ原 宏也。

男子が苦手で話す事が出来ないあなたにとっては唯一頼れる男子。

田ヶ原は学校の人気者で紳士だ。
話もできるし頼れる男子だ。

そんな彼が珍しく筆箱を忘れたなんて…と思う。
あなた

ていうか、なんで私なの?
他に持っていそうな男子いるよ。

田ヶ原 宏也
俺はあなたから借りたいの!
良いでしょ?
「まぁ、いっか」と心の中で思いながら私は彼にシャーペンと消しゴムを渡した。

田ヶ原 宏也
ありがと!
放課後には返すからな!

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